お勧め音楽療法アイテム(24) 〜 Klaus Schulze/Trancefer
プログレ系の方々にはカルト的人気を誇る、ドイツ・エレクトロニクス界の重鎮です。
以前のこのシリーズで、喜多郎を取り上げましたが、まだ無名だった氏に、「シンセサイザーを使え」とお勧めになったのは、実はこの方なのです。言わば師匠ですね。
サウンドとしては、いかにもドイツ系という感じで凄く重いですが、その重さにハマる人はハマる(そういう方には、喜多郎のサウンドは、逆に軽すぎて、我慢できないのかも知れませんね)。
更に申せばこの方は、先に取り上げた"Ash Ra Tempel"の創成期のメンバーでもあり、ドイツ・エレクトロニクス界以外でも有名なグループである"Tangerine Dream"の、これまた創成期のメンバーでもあります。
彼は、膨大な量のソロ作品をリリースしていて、僕としては、"Live"という文字通り1970年代のヨーロッパ各地でのライヴ音源が一番のお気に入りなのですが、全然ヒーリングではないので、取り敢えずその次に好きな、ライトなテイストのこの作品を、取り上げます。
彼のシーケンサーとリズムのパターンは非常に個性的で、それらが織り成すテクスチュアのユニークさは、この作品の中でも、遺憾なく発揮されています。
ちょっとボサ・ノヴァっぽいリズムと、畳み掛けるようなシーケンスの上に、チェロがリードを取り、それを分厚いストリングスが包み込むという、この時期に良く見られたパターンですが、とてもいい感じですね。
何でも、今年の春頃に、突如来日されたそうですね。このことに関してはあまり考えたくはないのですが。何故って、悔し過ぎるから・・・。
Klaus Schulze
at 12:17, やわらぎ気功クリニック 中原勇一, お勧め音楽療法アイテム
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