週末の『
デリケートLOVE』、皆さんお疲れ様でした。
何と言うか・・・、
すごく良いイベントだったと思います。こう言ってはナンですが、
意外にも(笑)。会場が会場でしたので色々と制約があり、一時はどうなることかと思ったのですが、特にトラブルもなく無事に終わって、僕もホッとしています。
ラインアップもものすごく充実していましたね。
一筋縄ではいかない方ばかりで(笑)。この辺りのライブハウスはコピーバンドばかりで、オリジナルをやるグループは極めて少ない。ましてやトンがったサウンドですと、ほとんど絶滅危惧種。ライブハウスでは浮きまくってしまうがために、演奏する場所の確保自体が大変、みたいな(笑)。
でもそのような不利な環境だからこそ、自身のオリジナル性を追求したいという心意気が皆さんから伝わってきて、僕自身もすごく楽しめましたし、とても勉強になりました。ハコのレイアウトのせいもあるかも知れませんけれども、何だかニューヨークかベルリンのアンダーグラウンド・シーンを見ているような感覚に陥りましたね。
もう一つ特筆すべきは、PAでした。最近良く一緒になる音響マニアOta君の、本人曰くの「素人初PA」だったのですが、結果は真逆でしたね。物凄く音がクリアに聴こえて、演奏される皆さんもびっくりされていました。こんなPA初めてだと。やはりオペは楽器屋とかが仕事でやるのではなく、本当に音楽を聴き込んでいる人がやるべきだ、という好例になったと思います。
事の発端は、オーガナイザーのたえりこさんのちょっとした不満でした。
鳥取には何もないと。中部なんて特にそうで、
本当につまんないと。それなら楽しめる場所を
自分で作っちゃえ、ということで、今回の企画を思い付いたそうです。僕はそれって、すごく大事なことだと思うんですよね。ただしそれは、
地方創生の旗印の元に補助金に群がるハイエナみたいなのとも、また違う。サポートなんか受けられやしないから、本当に自分達でやるしかない。お金も大事ですけれども、その元になるインセンティブ自体がなければどうしようもないわけで。
逆境をチャンスに変える。災い転じて福と成す。それに呼応して、西日本の各地から非常にユニークな音楽家が集まった。そういう意味では、非常に稀有なイベントだったと思います。打ち上げも楽しかったですね。僕もだいぶ飲みました。あんな美味しいお酒は、ホント久々でしたね(笑)。
このイベントをきっかけに、ちょっと面白い流れになっていくのではないかな、と僕自身期待しています。この山陰にも、ベルリンとかに負けないようなユニークなシーンがあるぞ、みたいなことになったら、本当に素晴らしいですね。出演された
ソプラノイズさん、
森元涼太さん、
hopesさん、
若槻素直さん、
ジゲンオルガンさん、遠いところ本当にお疲れ様でした。こちらに来られたら、是非ご連絡下さい。たえりこさん、Ota君、Hirao君、是非また企画して下さい。我々も最大限の協力は惜しみませんよ(笑)。
それでは皆さん、またお会いしましょう!